1. 兆 (きざし) [INSIGHT]

Q:「何かが変わる、新しい何かが始まる」を覚えた瞬間、ムーブメント、あるいは音楽作品。

A:「新しい何かが始まった」と感じた瞬間は、派手なニュースや大きな話題ではありませんでした。

2025年を通して、自分たちが把握しきれていない場所で、確かに存在している盛り上がりや、シーンの熱を何度も感じた一年だったと思います。

従来の情報の集め方や、現場での判断の仕方そのものが問い直され、「見えていなかった動きに気づかされる」場面が増えていった。

その感覚こそが、2025年に感じた最も大きな変化の兆しでした。



2. 韻 (のこる) [ENERGY]

Q:熱量だったり一体感などに、心底圧倒された 2025 年の現場光景。

A:2025 年に経験した中で、特に強く印象に残っているのは、言葉の壁がある海外公演での現場です。

その場にいる人たちでしか共有できない感情や表現が、言語を越えて会場全体に伝播していった瞬間がありました。

説明や理解を必要とせず、音や空気だけでつながっていく感覚。

あのとき生まれたのは、二度と同じ形では再現できない、かけがえのない時間だったと思います。




3. 拓 (ひらく) [PERSPECTIVE]

Q:年間を通して出会ったあらゆる表現の中で、視野を広げてくれたり、良き刺激もらったもの。

A:2025年は、作品そのものだけでなく、日々のコミュニケーションややり取りから多くの刺激を受けた一年でした。

「判断の仕方」を変えてくれるような出会いや出来事が重なり、正解かどうかよりも、「それを選んだとき、自分や相手がどんな感情でいられるか」を考えることが増えました。

その積み重ねが、仕事における判断のスピードや、アーティストとの対話の姿勢を見直すきっかけになったと感じています。




4. 伴 (あいぼ) [TOOL]

Q:ハードな現場、日常、執筆など支えてくれたり、「一緒に戦ったな」と思う2025年の「相棒」。

A:2025年は、ペンでノートに文字を書くなど、あえてアナログな道具を使うことを意識していました。

思考のスピードを一度落とし、自分の迷いや違和感を可視化するためです。

ただ、「相棒」という言葉に一番しっくりくるのは、道具以上に人の存在でした。

同じ会社の仲間やアーティスト、関係スタッフと、現場や制作を共に乗り越えた時間そのものが、2025年を走り切るための支えになっていたと思います。




5. 芯 (どだい) [CONTINUITY]

Q:時代の激流の中で、これだけは守り抜いた「自分なりのルーティン」。

A:2025年だけではく、今まで意識的に守り続けていたのは、できるだけライブの現場に足を運ぶことでした。

そこで実際に動いた感情や、ふと覚えた違和感は、昔から自分の判断の軸になっています。

情報やデータが溢れる時代だからこそ、現場でしか得られない感覚を信じ続ける。

その姿勢を崩さずにいられたことが、2025年を通した自分なりの「芯」だったと思います。









一年の余韻を胸に、私たちは2025年の足跡を振り返ります。本プロジェクト『Traces』には、国境や言語を越え、アジアを横断する音楽家とその歩みを支える共鳴者たち、総勢30名超が集結しました。

5つの漢字に託された、私たちが大切にしてきたもの。
個々の記憶に深く宿るぬくもりをアーカイブし、リスナーや読者へと届けていく。

The Artists:
「響、景、航、触、律」

The Pro-Voices:
「兆、韻、拓、伴、芯」

正解のない、不安な時代だからこそ。
この言葉たちが、小さくともしなやかな「可能性」の種となることを願って。
分断を越え、新しい時代の「輪郭」を、共に手繰り寄せるように。


Curation:Zing
Edit:neciak
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Amano

パーフェクトミュージック

チーフマネージャー / A&R




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