原口沙輔Sasuke Haraguchi
1. 響 (ひびき) [SOUND]
Q:2025 年、世界のノイズに塗りつぶされることなく、心に深く、静かに突き刺さった「音」。A:夢ノ結唱 POPY×浜渦正志「停止線上の障壁 (バリア)」
好きな作曲家の名前は日々検索をかけるので、浜渦さんによってこの曲が公開された頃、僕はすぐに気付いたのですが、聴いた瞬間気に入って何度も聴いた挙句、この曲は墓まで持って行こうと思い、以後一切触れないという謎の選択肢を取りました、が、自分と近い関係の人間もこの曲の話題を出し始めたので、諦めて触れます。理想的な音楽です。
2. 景 (ひかり) [MOMENT]
Q:誰かと、あるいは自分自身と「繋がった」と感じた 2025 年のライブ光景。A:月ノ美兎「Paper Rabbit」
思い入れのあるアーティストでありながら、自分も一曲関わったライブです。
演出において、彼女の活動の全てを使って表現してくれる姿は大変刺激がありました。
出し惜しみなく、客の求める物を余す事なく回収しつつ、新たな表現を追求されていました。
3. 航 (わたる) [FICTION]
Q:年間を通して、創作の糧、あるいはメンタリティ座標となった作品。A:塗田一帆『1/nのワトソン』
自分の好きなインターネット文化の、
最近の空気感がそのまま記録されているような一冊です。
度々この本を開いて向き合い方を考えています。
4. 触 (ふれる) [MATTER]
Q:制作や日常生活に温かさを与えてくれて、身体の一部のように馴染んだ「モノ」。A:ティンシャ (Tinghsha)
京都の専門ショップで購入して以降、その音を録音して常に出せるようにしています。
編曲や、ライブアレンジでシンバルの代わりにこの音を使うと、一気に情景が切り替わるような高音の波が押し寄せます。
音楽制作と関係なく、思考が混乱した時に鳴らして落ち着いているだけの時間もあります。
5. 律 (リズム) [CONTINUITY]
Q:激しく動く時代の中で、変えずに続けてきた「自分だけの儀式」。A:知らないアーティストの音楽をランダムで聴く
仕事に忙しく、インプットに使う時間が少なくても、これだけは毎日一曲聴きます。
サブスクリプションや、SNSで見かけた知らないアーティストの音楽をクリックしてただ聴くだけです。
知らない音楽を自分に入れる事で自分の考え方が固まらないようにしています。
一年の余韻を胸に、私たちは2025年の足跡を振り返ります。本プロジェクト『Traces』には、国境や言語を越え、アジアを横断する音楽家とその歩みを支える共鳴者たち、総勢30名超が集結しました。
5つの漢字に託された、私たちが大切にしてきたもの。
個々の記憶に深く宿るぬくもりをアーカイブし、リスナーや読者へと届けていく。
The Artists:
「響、景、航、触、律」
The Pro-Voices:
「兆、韻、拓、伴、芯」
正解のない、不安な時代だからこそ。
この言葉たちが、小さくともしなやかな「可能性」の種となることを願って。
分断を越え、新しい時代の「輪郭」を、共に手繰り寄せるように。
5つの漢字に託された、私たちが大切にしてきたもの。
個々の記憶に深く宿るぬくもりをアーカイブし、リスナーや読者へと届けていく。
The Artists:
「響、景、航、触、律」
The Pro-Voices:
「兆、韻、拓、伴、芯」
正解のない、不安な時代だからこそ。
この言葉たちが、小さくともしなやかな「可能性」の種となることを願って。
分断を越え、新しい時代の「輪郭」を、共に手繰り寄せるように。
Curation:Zing
Edit:neciak
Design:10000
Edit:neciak
Design:10000
2003 年生まれの音楽家、プロデューサー。5 歳で作曲を開始。10 歳でNY アポロ・シアター「アマチュアナイト」に出場し、日本人最年少で優勝。2018 年、メジャーデビュー。郷ひろみ、新しい地図 joinミュージック、Buffalo Daughter、m-flo、久保田利伸、崎山蒼志、ウマ娘、などへの楽曲提供・リミックスを手掛け、Apple など CM、ゲーム音楽制作も多数。
VOCALOID を使用した楽曲『人マニア』はビルボード・ジャパン VOCALOID SONGS で 18 週連続首位を獲得し、MV は YouTube で 4000 万再生超。東京 2020 パラリンピック閉会式では出演・音楽制作を担当。
TV 番組や舞台音楽も手掛け、1st アルバム『アセトン』は APPLE VINEGAR-Music Award 特別賞を受賞。2025 年には坂本龍一トリビュートフェス《RADIO SAKAMOTO Uday》に出演。
サンリオとのコラボレーション、東京都庁舎プロジェクションマッピングの音楽担当など、ジャンルを越えて活動中。
textur3 2024-2026